緊急SOS画面

iOS11の「緊急SOS」ではTouch IDをオフにできる。警察への対抗処置?

アメリカでは旅行者に対して、iPhoneの指紋認証でロックを解除することを強要することがあります。iOS11の「緊急SOS」ではTouch IDを瞬時に無効にし、パスコードで守ることができます。これは警察への対抗なのか?日本でも将来関係してくるかもしれません。

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iOS11の「緊急SOS」

iOS11の「設定」アプリには「緊急SOS」という項目があります。本来、素早く緊急通報(日本では110番)に電話をかける機能ですが、前段にも書いたように、この機能を使うと、一時的にTouch IDが無効になります。

緊急SOS画面

デモ動画を観ていただきましょう。このデモでは電源ボタンを素早く5回押し、一旦キャンセルした後、Touch IDを使っています。すると、パスコードの入力が求められるようになっています。

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これは警察への対抗処置?

この動作を発見したユーザーたちはこの機能を「Cop Button」と呼んでいます。アメリカでの警察によるiPhoneのロック解除要請は、グレーゾーンにあります。指紋認証でのロック解除は強要できることになっていますが、パスコード、つまりパスワードについては法律で守られています。

「緊急SOS」の動作を使うと、警察からのロック解除要請を法律にもとづいて断ることができるというわけです。アメリカではテロの防止策としてiPhoneのロック解除を重要視していて、容疑者のiPhoneを「セキュリティホールを突いて」中を調べるなど、センシティブな問題になっています。

これはアメリカだけの話ではないかもしれません。日本でも近年、テロに対する警戒が強まっていて、個人のプライバシーを犠牲にしてでも職務質問でiPhoneのロック解除を求められるかもしれないからです。そんな時にはこの機能が役立つ可能性があります。