FREETELの端末販売方法は「優良誤認」?問い合わせてみた結果

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FREETELの端末販売方法は「優良誤認」?問い合わせてみた結果

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昨日、FREETELが中古iPhone6sを新品より4万円高い「10万円」で売る暴挙という記事を掲載しました。内容としては、ホームページのどこにも10万円という記載がなく、契約を解除するときに残額を一括請求されるもの。この販売方法に問題はないのか、消費者庁、総務省に聞きました。

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消費者庁、総務省の見解

見解を箇条書きにするとこうなります。

  1. 新品より4万円高い金額を設定することについて
      →事業者は自由に金額を設定できるため不当に高いとは言えない
  2. 10万円という総額表示がされていない
      →契約の段階で総額表示ならびに分割回数が書いていないのであれば問題
  3. 1万円キャッシュバックについて
      →異常な額とは言えない
  4. 特定の表示方法について、個別に見解を述べることはできない

消費者の視点はどうなっているのか

さて、各論はわかりました。
しかし、消費者の立場に立つとどうでしょうか。「6万円のスマートフォンを分割にすると10万円になります。」という表示がない訳です。景品表示法では「優良誤認」の項目があるので抜粋します。

(不当な表示の禁止)
第五条 事業者は、自己の供給する商品又は役務の取引について、次の各号のいずれかに該当する表示をしてはならない。
(中略)
三 前二号に掲げるもののほか、商品又は役務の取引に関する事項について一般消費者に誤認されるおそれがある表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認めて内閣総理大臣が指定するもの
出典:消費者庁ホームページ

「不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害する」とあります。FREETELのホームページをみてみましょう。

FREETELホームページ

要約すると「3,199円でiPhone6sと通信料がついてくる。しかも10,000円キャッシュバック」ということです。普通の消費者であれば、「iPhoneまでついてくる上に安いのか」と認識するのではなかと思われます。

しかしこの中に小さくでも「iPhone6sの価格は10万4,400円です」と書いてあれば、安いとは言い切れなくなるでしょう。「6万1,800円」のiPhone6sが「10万4,400円」なのです。FREETELの場合はホームページのどこにも書かれていません。これは「優良誤認」ではないでしょうか。

しかし、景品表示法には続きがあります。「内閣総理大臣が指定するもの」つまり、この販売方法は現行法で今のところ問題がありません。消費者庁か総務省のガイドラインの問題になってくるでしょう。

FREETELはどう考えているのか

FREETELにこの表示方法ついて問い合わせをしました。

FREETEL問い合わせ

10分かけ放題やとりかえ〜るなどで、余計にわかりづらいのですが…簡単にまとめると、1年目は「3,199円」2年目以降の表示はありませんが「4,699円」程度になりそうです。問い合わせないとわからないレベルでしょう。

消費者は自己防衛するしかない

6万円のものを10万円で売っていることを隠しても、途中解約して端末残金として何万円もの請求が来るにしても、消費者庁および総務省は、問題があるとは言えないとのことでした。ならば消費者自身が身を守るしかありません。しかし、身を守るための情報は隠されています。

この販売方法が主流となり、消費者から苦情が殺到したら、消費者庁と総務省は動き出すのでしょう。その時には多くの消費者が損害を被っていることになります。我々編集部で出来ることは不当と思われる販売方法の情報をできるだけ提供するしかありません。省庁は守ってくれないのですから。

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