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「スピードテストブースト」していると判断するのは勇み足?いや、むしろ逆であろうというお話。

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ある大手メディアの記事でこのようなものがありました。「スピードテストブーストは可能なのか」結論として筆者が読み取ったのは「スピードテストブーストと判断するのは勇み足で、あくまでも参考とするべき」。筆者としては、何を言っているのだ、むしろ逆と言ってもいいと感じています。理由を述べます。

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参照した記事の結論要約とその違和感

大手メディアが公開した記事の結論なこのようなものでした。

1. スピードテストブーストは技術的に可能
2. しかしアプリや動画の複合テスト結果の比較だけで判断するのは勇み足
3. 通信制御が行われていたとしても、別の意図で最適化された結果かもしれない
4. したがって、スピードテスト結果はほどほどの目安に

筆者が感じた違和感は、この結論が「事業者側の視点に立っている」のではないかということです。逆にユーザー側に立つと最後の項目は「しかし目安が他にないため、怪しい事業者は避けるべき」となるのではないでしょうか。

各項目についての説明

1. スピードテストブーストは技術的に可能

これについては、パケット通信の仕組みが解説されていましたが、話が難しくなります。簡単に言えば、カウントフリーの応用です。TwitterだけカウントフリーにするにはTwitterの通信だけ判別する必要があります。それを応用して、スピードテストの通信だけ判別して優先すればいいのです。

2. アプリや動画の複合テスト結果の比較だけで判断するのは勇み足

この「勇み足」と断言してしまっていることは置いておきます。色々なブログでスピード調査がされています。よくあるのが、スピードテストアプリでは速度が出るが、Youtubeだと観ることができないというもの。

しかし、ブログの方でも趣向を凝らし、スピードテストアプリの種類を変え、Web閲覧の速度などを加え、できるだけ客観的なデータが出るように工夫しています。現状、ユーザーにはこのようにできるだけ客観的な数値になるような工夫しかできません。それ以外の判断方法はないのが現状です。

3. 通信制御が行われていたとしても、別の意図で最適化された結果かもしれない

その通りです。ユーザー側には「わからない」のです。

4. したがって、スピードテストの結果はほどほどの目安に

ここで違和感を感じます。「1.で技術的に可能」「2.でユーザーが判断できる手段は他にない」「3.でユーザーにはわからない」となれば、ほどほどの目安にしましょうと、ユーザーに言われても困るわけです。では、どう判断すればいいのでしょうか?

ここから先は主観となります。「火のないところに煙は立たない」怪しいのであれば、避けるべきだと筆者は考えます。スピードテストブーストが行われているという噂はかなり確証の高い情報になりつつあり、その情報を「ほどほどの目安」に留めると、判断材料は乏しくなります。

仮定の話になりますが、怪しい噂を判断基準に入れず、スピードテストブーストをしている事業者を選択した場合、損をするのはユーザーなのです。やはり遅かったではユーザーの利益が損なわれます。ユーザーには「わからない」からこそ、信用の問題として噂を取り入れるのは理にかなっていると考えます。

ユーザーの利益を守るために

先日、ある事業者が「業界最速」という宣伝を行い「客観的な事実がない」という理由で消費者庁から措置命令が出されています。現状、ユーザーの利益は非常に危うい状態にあると言っていいでしょう。

このコラムは引き合いに出した記事を否定するものではありません。スピードテストが目安でしかないことは間違いありません。本来であれば、総務省もしくは消費者庁が「公称値」のようなものを早く設定すべきです。既にその議論は始まっていまが、一刻も早く改善されるよう願います。

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