システムを利用した大量転売??新たな転売ビジネルにつながるクラウドファンディングの危険性。

Technology

システムを利用した大量転売??新たな転売ビジネルにつながるクラウドファンディングの危険性。

投稿日: コメント (0)


ある大手メディアを閲覧していたところ便利そうな製品がクラウドファンディング中であることを知りました。どんな製品なのか詳細を調べてみると、少々おかしな点があるのです。製品としては既に海外で売っているもの。それを日本でクラウドファンディングしているのはどういうことなのか。そのシステムが持つ危険性に迫ります。

スポンサーリンク

「machi-ya」でのクラウドファンディング中

kisslink
それは日本のクラウドファンディングサイト「machi-ya」で出資募集していました。製品名は「kisslink」。プロジェクトの目標金額は150万円で、現在の出資額は50%ほど。約74万円ほどが既に出資されていることになります。

しかしこの「kisslink」。海外で既に「Keewifi」という名前で製品化されていてAmazon.comで販売されている製品なのです。販売価格は40ドル。一方の「kisslink」は定価10,000円です。Keewifiは「kisslinkという技術」の特許を取得していますし、外観や説明は全て一緒です。

ただし、日本で販売できない理由は一つあります。「電波通信法」に適合している「技適」マークがありません。では、技適マークを取得するために150万円必要なのか。しかし、このプロジェクトは成功しても失敗しても、「実行される」というプロジェクトになっているので、150万円の使い方はわかりません。

この販売方法には疑問を感ざるを得ない

通常、このような製品を扱う場合は、代理店契約を結ぶなどして、開発部門の方へ「技適」マークをつけてもらえるように依頼します。そして日本で発売となるわけですが、これにはリスクがあります。投資をしたものの「売れない」というリスクです。製品の販売なので当然のリスクです。

しかしこの、クラウドファンディングを利用すると、そのリスクを「ユーザーに取らせる」ことができます。悪用するとこうです。150万円集まれば「技適」に向けて動き出す。集まらなければ、クラウドファンディングの性質上、ユーザーの自己責任ですので、お金は返ってこない。こうすれば「ノーリスクで独占販売」できるわけです。

「技適」が絡んでくるため個人では難しいでしょう。しかしこの方法の応用はできます。海外で製品化されている技適の関係ない最新機器を、「日本で販売するから出資して欲しい」と集めます。集まった分だけ輸入して、割高で(今回であれば4,500円の物を10,000円で)販売すれば、ノーリスクで転売できます。

このような販売方法が許されるのでしょうか。そもそもクラウドファンディングは革新的なアイデアを製品化したいができないので、出資で協力して欲しいというものです。海外にあるものをみんなで協力して輸入する、もしくは組織的に転売するシステムではない、と強く感じます。

The following two tabs change content below.
奥村卓也

奥村卓也

通信事業者のネットワークエンジニアとサービスクリエーションに従事した後、フリーランスの道へ。趣味はVespa Vintage 100で旅に出ること。人生はMacとiPhoneとVespaで出来ている。

-Technology
-, ,

スポンサーリンク


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


最新ニュースをLINEでお届け!

友だち追加

関連記事

正解

自閉症児童の「AR教室」が始動!母親が涙した理由は……。

Indiegogoでキャンペーンが行われている、世界初の自閉症者のためのARゴーグル「Empower Me」。Google Glassを使った「AR教室」とも呼べるようなシステムになっていて、10,0 …

MyLiFi親機

Wi-Fiの次は「Li-Fi」?CES2018にプロダクトが登場!

Li-Fiの「L」は「Light」の頭文字、つまり光を使って無線通信します。LEDを高速で点滅させ、デジタル信号を送信します。その点滅は人間が感じられる以上に高速に点滅するため、人間にとっては通常のラ …

新宿に攻殻機動隊が登場!あなたのゴーストは囁くか!?

新宿区歌舞伎町のVR体験施設「VR ZONE SHINJUKU」にて、2017年12月9日から「攻殻機動隊 ARISE」を題材にした新感覚サバイバルゲーム「攻殻機動隊 ARISE Stealth Ho …

FLOW

ウェラブルデバイスでうつ病改善!新たな治療に期待!

現代では社会人のうつ病は非常に大きな問題になっています。特にIT関係の仕事に従事している社会人に多くみられる印象を受けます。そこへウェラブルデバイスを用いた治療をする製品が、リリース間近となっています …

Apple Storeイメージ

世界のスマホ売り上げ成長が鈍化!2018年の市場シェアはどうなる?

TrendForceは2017年の下半期におけるスマートフォンの売り上げが予想を下回ったと発表しました。2018年は需要自体の減少と買い替え需要も減少することからさらに弱くなると予想しています。その中 …