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5G世代通信の要素技術「Massive MIMO」。既存スマホがそのまま高速に?

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Massive MIMO(マッシブ マイモ)とは、次世代の第5世代通信の要素技術です。MIMOとは複数のアンテナを束ねて通信速度を上げる技術。これを拡大して、大規模にアンテナを束ねます。現在、128本のアンテナを束ねるまで実用化されています。これは現在の4G通信でも応用が可能な技術です。

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アンテナを束ねる技術?

MIMO

出典:bazzap

電波は文字どおり波になっています。波の山と波の谷がぶつかると打ち消し合いますが、波の山同士がぶつかると2つを足した高さになります。この波の性質を利用して、複数のというよりも大規模な数のアンテナのタイミング、山の高さを調整し、スポット的に非常に高い山の波を作ります。

現在、4G通信では4本のアンテナを束ねる製品があります。LTE Advancedでは8本のアンテナを束ねるものが規格化されています。しかしこれは、受け取る側にも同じ数のアンテナが必要な規格です。Massive MIMOでは端末側はそのままに、多数のアンテナとの通信を可能にします。

現在の開発状況

昨年秋に、ソフトバンクがAXGPという通信方式でのMassive MIMOを商用化しました。これは128本のアンテナを束ねて通信します。しかし、日本の大手キャリアが携帯用に採用しているFDD-LTE方式ではまだ開発途上です。

今年1月。中国で世界初のFDD-LTE方式でのMassive MIMOの実証実験が行われました。「既存の」スマートフォンと複数のアンテナを下り150Mbpsで接続し、平均87Mbpsの通信を達成しています。

高速化に向けた取り組み

次世代通信には、現在利用されている「800Mhz帯」「2.1Ghz帯」などの他に、もっと高い周波数帯が利用されます。Massive MIMOはこの「高い周波数」と相性が良く、次世代通信の重要な技術としてこれから開発が進んでいくでしょう。そこから得られた技術が現在のスマートフォンに活用されることも大いに考えられます。

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