自閉症児童の「AR教室」が始動!母親が涙した理由は……。

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自閉症児童の「AR教室」が始動!母親が涙した理由は……。

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Indiegogoでキャンペーンが行われている、世界初の自閉症者のためのARゴーグル「Empower Me」。Google Glassを使った「AR教室」とも呼べるようなシステムになっていて、10,000ドルの募集に対して599%という出資が集まっています。その効果は母親が涙するほどのものでした。

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感情を理解する教室

自閉症の児童は、相手の感情を理解することを苦手とします。笑っているのか、怒っているのか、判断がつきません。この機能では、ふたりで向き合って椅子に座り、相手の表情がAR情報と共に見えるようになっています。

相手の顔

そして「笑っている」と判断それば、児童は目線をそちらへ移動させます。正解すると、1ポイントが与えられ、ゲームのように楽しみながら、表情を読む練習ができるようになっています。

正解

この相手が「笑っている」という答えは、Google Glassにつけられたカメラを使って撮影され、機械学習システムで識別されます。そのため練習相手は表情を作るだけで、答えの入力のような負担はありません。

相手の目を見て話す教室

相手の目を見て話すことが苦手な児童には、フェイストゥフェイスで話す教室があります。相手と向かい合うと、Google Glassは顔の位置を認識します。そして、カウントダウンのメーターが進んでいきます。メーターが周りきれば成功です。

相手と対面

児童がストレスを感じて目線を外すと、練習は一旦ブレイクされます。そして、また練習に戻るのです。

練習中断

AR教室の成果には、母親が涙するほど

このシステムはMITやハーバードの研究結果に基づいて開発されていて、他にも新しい環境に慣れるための機能があります。実際の効果はニュースになるほどです。ある母親へのインタビューを紹介しましょう。

インタビュー

「泣いてしまいそう」
その子供が不思議そうに聞きます。
「なぜ?」
「……。あなたが私を『見て』いるからよ。こんなことになるなんて、以前には考えられなかった。」

母親の喜びはどれほどのものでしょうか。自分の子供が親と目を合わせてくれない。そう思っていた。それが今では目を見て話ができるのです。Google Glass、AI、ARなどの技術が自閉症児童の適応につながることは素晴らしいと感じます。今はまだ英語バージョンですが、日本での利用も夢物語ではないでしょう。

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奥村卓也

奥村卓也

通信事業者のネットワークエンジニアとサービスクリエーションに従事した後、フリーランスの道へ。趣味はVespa Vintage 100で旅に出ること。人生はMacとiPhoneとVespaで出来ている。
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