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「Macが起動できなくなった」できれば避けたい事態ですが、もしそうなった場合、Appleのサポートから修理を申し込む前に自分でもできることがあります。ここでは自分でできる回復方法をご紹介していきます。
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Contents
Macが起動しない場合の回復手順
Macが起動しない場合の原因には大きく分けて3つが考えられます。
- 周辺機器による不具合
- システムの不具合が原因
- Mac本体の故障
最終的にMac本体が故障していれば、Appleのサポートから修理を依頼することになります。以下では周辺機器の不具合からシステムの不具合、本体の故障と順番に切り分けて回復を試みる手順をご紹介します。上から順に試してみてください。
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周辺機器による不具合から回復する
周辺機器による不具合かどうか切り分けするために、機器の接続を確認していきます。
周辺機器による不具合 ①ディスプレイ・電源が接続されているかを確認
まず、ディスプレイに接続されているか、プラグが接続されているかを確認します。
ディスプレイ・電源共に問題がなく、Macに電力が供給されてディスプレイに表示されている場合は次のステップに進みます。
周辺機器による不具合 ②Macに接続されている周辺機器の取り外し
Macに接続されているキーボード、マウス、ディスプレイ、およびスピーカー以外の周辺機器をすべて取り外して起動してみます。無事に起動できた場合は、周辺機器を取り付けて再度起動してどの周辺機器が原因か特定します。
周辺機器が特定できた場合は、適切なドライバがインストールされていないか、周辺機器の故障の可能性があります。
システムの不具合から回復する
周辺機器に問題がなかった場合は次にシステムの不具合を修正します。そのために取る方法はシステムキャッシュのリセットです。
システムの不具合 ①NVRAM(PRAM)リセット
まずはMacに記憶されている設定情報をリセットします。
- Macをシステム終了させます。
- 「option」「command」「P」「R」の4つのキーを同時に押したまま電源を入れます。
- 20秒ほど(起動音が鳴るMacのモデルでは2回目の起動音がなった時点、iMac Proでは二度目のApple ロゴが表示され、消えてから)押し続けてからキーを放します。
システムの不具合 ②SMCリセット
NVRAM(PRAM)クリアをしても治らない場合はSMCリセットを試します。SMCリセットの方法はMacのモデルによって異なります。ご自分のMacに合ったリセット方法を取ってください。
MacBookのSMCをリセットする方法
- Macをシステム終了させます。
- Macがシステム終了したら、内蔵キーボード左側の「Shift」「control」「option」の3つのキーを押しながら、電源ボタンを押します。これらのキーと電源ボタンを10秒間押し続けてください(Touch IDを搭載したMacBook Proの場合はTouch IDボタンが電源ボタンを兼ねています)。
- すべてのキーを放します。
- 電源ボタンをもう一度押して、Macの電源を入れます。
MacデスクトップコンピュータのSMCをリセットする方法
iMac、Mac mini、Mac Pro、Xserveが該当します。
- Macをシステム終了させます。
- 電源コードを外します。
- 15秒間待ちます。
- 電源コードを元どおりにつなぎます。
- 5秒間待ってから、電源ボタンを押してMacの電源を入れます。
iMac ProのSMCをリセットする方法
- Macをシステム終了させます。
- 電源ボタンを8秒間長押しいます。
- 電源ボタンを放し、数秒待ちます。
- もう一度電源ボタンをいして、iMac Proの電源を入れます。
システムの不具合 ③セーフモードで起動してみる
システムキャッシュのリセットを試してみても正常に戻らなかった場合は、セーフモードでの起動(セーフブートとも呼ばれる)を試します。これを行うことによって、Macの不具合が直る場合があります。セーフモードで起動すると以下のようなことが自動的に行われます。
- 起動ディスクを検証して、必要に応じてディレクトリの問題の修復を試みます
- 必要なカーネル機能拡張だけを読み込みます
- 起動項目とログイン項目が自動的に開かないように阻止します
- ユーザーがインストールしたフォントを無効にします
- フォントキャッシュ、カーネルキャッシュ、その他のシステムキャッシュファイルを削除します
Macをセーフモードで起動する
セーフモードで起動するには、以下の手順を実行してください。
- Macを起動してすぐに「shift」キーを押し、そのまま押し続けます。するとApple ロゴが画面に表示されます。
- ログインウインドウが表示されたら「shift」キーを放します。起動ディスクがFileVaultで暗号化されている場合は、ログインが2回必要になることがあります。1回目で起動ディスクのロックが解除され、2回目でFinderにログインします。
セーフモードで起動されると、画面右上に「セーフブート」と表示されます。
セーフモードで起動できたら問題を特定していく
Macをセーフモードで起動して問題が起きなかった場合、障害の原因は起動ディスクにあり、セーフモードによる起動で問題が解決したと考えられます。この場合はキーを何も押さずに再起動すれば、問題なく使えるようになるでしょう。
問題が再発する場合は、互換性がないログイン項目があると考えられます。ログイン項目とはMacの起動時またはログイン時に自動的に開くアプリケーションのことです。
どのログイン項目に問題があるのか特定するために以下の作業を実施します。
- アップルメニュー>「システム環境設定」と選択し、「ユーザーとグループ」をクリックします。
- 「現在のユーザー」の下にあるアカウント名をクリックしてから、ウインドウの上部にある「ログイン項目」をクリックします。ログイン項目のリストを書き留めておきます。
- ログイン項目を選択し、「削除」ボタン(ー)をクリックします。
- ログイン項目を削除したらMacを再起動します。
再起動に成功した場合は、先ほど削除したログイン項目が障害になっています。したがって、その項目は削除したまま残りのログイン項目を元に戻して使うことができます。削除したログイン項目をどうしても使う必要があれば、そのアプリの最新バージョンを探すなど、今使っているMacと互換性のあるものにする必要があります。
システムの不具合 ④セーフモードで起動できない場合
セーフモードで起動しないときは、ディスクユーティリティを使用して起動ディスクの検証を行います。起動ディスクの検証はリカバリーモードで起動することで行うことができます。ここでは起動ディスクを修復する方法を説明します。
- 「command」キーと「R」キーを押したままにして電源ボタンを押します。
- Apple ロゴが表示されたらキーを放します。
- 「ディスクユーティリティ」をクリックして、「続ける」をクリックします。
- 「表示」>「すべてのデバイスを表示」と選択します。
- サイドバーで修復したいディスクを選択します。
- 「First Aid」ボタンをクリックします。
- 「実行」をクリックします。
Apple診断もしくはApple Hardware Testを行ってみる
ここまで紹介したいずれの方法でも回復しない場合は、Mac本体の故障が考えられます。この場合、「Apple診断」もしくは「Apple Hardware Test」を実行して本体の診断を行って原因を特定することができます。
- 2013年以降のMacの場合は、Macに組み込まれている「Apple診断」を使用します。
- 2012年以前で、OS X v10.8.4 以降のMacの場合は、Macに組み込まれている「Apple Hardware Test」を使用します。
- 2012年以前で、OS X v10.8.3 以前のMacの場合は、Macに付属のシステム・ソフトウェア・ディスクまたはUSB フラッシュドライブを使用します。
Apple診断を使って故障を特定する
- Macに接続されているキーボード、マウス、ディスプレイ、およびスピーカー以外のすべての周辺機器を取り除きます。Ethernetケーブルまたは外付けDVDドライブを使用している場合は、これらを取り外します
- 「D」キーを押したまま電源ボタンを押します。
- 「Apple 診断」が自動的に起動します。「Apple 診断」が終了すると、見つかった問題が表示されます。(参照コードはApple サポートが使用するコードです。)言語を変更するには、「command」と「L」キーを同時に押します。
- 画面に表示される指示に従います。
Apple Hardware Testを使って故障を特定する
- Macに接続されているキーボード、マウス、ディスプレイ、およびスピーカー以外のすべての周辺機器を取り除きます。Ethernetケーブルまたは外付けDVDドライブを使用している場合は、これらを取り外します。
- 「D」キーを押したまま電源ボタンを押します。
- 「Apple Hardware Test」セレクタ画面が表示されたら、使用したい言語を選択し、「Return」キーを押すか右矢印ボタンをクリックします。(セレクタ画面が表示されない場合、インターネットから「Apple Hardware Test」を起動できる場合があります。ネットワークにMacを再接続し、「option」キーと「D」キーの両方を押したままMacを再起動します。)
- 「Apple Hardware Test」のメイン画面が表示されているときに、画面に表示される指示に従って操作します。
問題が検出された場合は、警告メッセージが表示されます。Apple サポートに問い合わせる必要がある場合は、使用するメッセージをメモしてください。
システム・ソフトウェア・ディスクまたはUSBフラッシュが付属するMacでApple Hardware Testを使用する
- Macに接続されているキーボード、マウス、ディスプレイ、およびスピーカー以外のすべての周辺機器を取り除きます。Ethernetケーブルまたは外付けDVDドライブを使用している場合は、これらを取り外します。
- システム・ソフトウェア・ディスクまたはUSB フラッシュドライブを挿入します。
- 「D」キーを押したまま電源ボタンを押します。
- 「Apple Hardware Test」セレクタ画面が表示されたら、使用したい言語を選択し、「Return」キーを押すか右矢印ボタンをクリックします。セレクタ画面が表示されない場合、インターネットから「Apple Hardware Test」を起動できる場合があります。ネットワークにMacを再接続し、「option」キーと「D」キーの両方を押したままMacを再起動します。
- 「Apple Hardware Test」のメイン画面が表示されているときに、画面に表示される指示に従って操作します。
「Apple 診断」または「Apple Hardware Test」で問題が検出された場合は、Appleサポートに問い合わせを行いましょう。問題が検出されない場合でも、いまだMacが起動できないようであればAppleサポートへの問い合わせをお勧めします。
https://support.apple.com/ja-jp
「Apple 診断」または「Apple Hardware Test」で問題が検出された場合は、Appleサポートに問い合わせを行いましょう。問題が検出されない場合でも、いまだMacが起動できないようであればAppleサポートへの問い合わせをお勧めします。
https://support.apple.com/ja-jp
どうしても直らないなら・・・
あなたのMacがある程度型落ちしているのであれば、スッパリと諦めて売却してしまうというのも手です。それで多少なりとも次の新しいMacの資金にすることができます。
ありがちなのが特に用もなく古いPCを保有しているケースですが、どうせ使わないものを持っているくらいなら現金に変えてしまったほうが有効活用できます。こちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてみてくださいね。