Androidスマホは自分好みにカスタマイズができるところが魅力のひとつです。iPhoneにはほとんどカスタマイズの余地がありません。一方で、Androidスマホはマルウェアからの感染から身を守ることが必要です。しかし、買った時点でマルウェアに感染しているものが多数あることがわかりました。
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セキュリティに関する調査
セキュリティ企業「Check Point Software Technologies」は大手通信会社とモバイル機器販売業者からAndroidスマホを購入し、マルウェアに感染しているかどうか調査しました。調査結果によると実に36台ものAndroidスマホが、購入した時点で何らかのマルウェアに感染していました。
マルウェアが発見されたものは中国メーカーのVivoやOppo、Xiaomi、ZTEなど日本ではそれほど見かけないものが多かったのですが、中にはSamsungの「Galaxy」や、Asusの「Zenfone」、Googleの「Nexus」など、日本でも有名な機種もあります。
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どのようにして感染するのか
いずれもメーカーからの出荷時点では感染していなかったものの、携帯電話キャリアが独自のROMにカスタマイズする際に感染してしまった可能性が高いとのこと。
セキュリティ企業の研究者、Daniel Padon氏はこのように語っています。
感染していたマルウェアは情報を盗み出したり、使用不可にして身代金を要求するものもありました。ユーザーが通常では使えないroot権限を使わないと削除できない悪質なものまであったようです。
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スマートフォンに求められるセキュリティ
Androidは信用のおけるアプリだけインストールするなど、自衛の必要があります。しかし今回の調査結果では、それでは不十分な時代になってきていることが示されています。ウィルス対策アプリが必須な時代がやってきているのかもしれません。iPhoneも安全という訳ではなく、Appleの検査をすり抜けたマルウェアが過去に発見されていますので、注意しておく必要があります。
参考URL:GIZMODO
コメント
[…] 海外製の格安スマホには「使う前からマルウェアに感染している」などという危険性が高いと、筆者は感じています。日本製といってもハードウェアの製造は海外だと思われますが、日本設計の格安スマホという安心感はあるでしょう。 […]