Asymcoの分析によると、全てのApple製品についてそのライフスパン、使える時間を「4年3ヶ月」と推定しました。これはAppleが販売するデバイスの数を元に分析が行われています。全てのApple製品ということはiPhoneも当てはまるのでしょうか。
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Appleの業績からの分析
Appleが提供した2種類の数字があります。ひとつは販売されたデバイスの数、もうひとつは2016年に発表されたアクティブデバイスの数、そして2年後の今回発表されたアクティブデバイスの数です。2年間で30%成長し、その数は13億にのぼります。
アナリストはこの2種類の数字から販売されたデバイスの平均寿命を推定できると考えました。
まず、公表されたアクティブデバイスの数字から、2007年から2017年までのアクティブデバイスの近似曲線を推定します。そして2017年の総販売数からアクティブデバイスを引いた数、これが2017年にリタイアした数とみなします。
そのリタイアした数と同じだけ販売された年が、リタイアしたデバイスのデビューした年だと推計できるということです。この考え方によると、2013年の第2四半期と推定されます。これで、「4年3ヶ月」というAppleデバイスの「寿命」が推定されました。
話を簡単にしていますが、近似曲線を描いたり、寿命の推定の根拠などには統計的な考え方が使われています。
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ではiPhoneはどうなのか
iOS11では「iPhone 5s」が一番古いiPhoneとなります。iOS11で「完全64bitOS化」され、その際に処理速度等を考慮したものと思われます。iPhone 5sの発売日は「2013年9月」、アナリストが分析した値は2017年末の数字です。iPhone 5s以前のデバイスが全て寿命を迎えたと考えると、ほぼ一致します。素晴らしい結果です。
たいてい日本では「2年縛り」の関係からiPhoneを2年ごとに新しくするでしょう。しかし近年、中古市場が活性化しています。この寿命が4年3ヶ月という推計は参考になると思われます。処理速度とのバランスもありますので、賢い選択をしたいところです。
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