文書を作成する際、参考資料を見ながら作成すると作業効率が上がるでしょう。もしセカンドディスプレイを持っていないなら、macOSの標準機能である「スプリットビュー」を使って画面を分割すると資料を見ながら文書を作成できます。
この記事の内容は動画でも解説しています。
あわせて参考にしてください。
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Contents
MacBookの画面分割(スプリットビュー)
macOSのスプリットビューを使うためのショートカットは「Control + ↑」が初期設定されています。MacBookの場合は「3本指で上へ」スワイプすればショートカットになります。このショートカットを使うとミッションコントロールモードになります。
画面分割の片側として使いたいウィンドウをドラッグして、上部のエリアにドロップして操作エリアを作成します。
横に並べておきたいウィンドウをドラッグして、作成した操作エリアに重ねるようにドロップすると「SafariとPages」のようにふたつに分割された操作エリアが作成されます。
分割された操作エリアを選択します。
このように左右にウィンドウが並ぶスプリットビューができあがります。あいだにある分割線を左右に動かすことで操作エリアを調整できます。
スプリットビューを終了するには「Control + ↑」か「3本指スワイプ」でミッションコントロールモードにして、分割を終了するボタンをクリックするといつもの画面に戻ります。
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MacBookの画面を上下に分割するには?ShiftItアプリで!
macOS標準のスプリットビューでは、左右に画面を分割することしかできません。横に広い画面を上下に配置したい場合は、ウインドウを上下に並べます。この時に使える便利なアプリがあります。「Shift It」です。
ここからアプリをダウンロードします。ダウンロードしたらZIPをダブルクリックで解凍して、アプリのアイコンをそのまま「アプリケーション」フォルダに移動させておきます。
これでインストールは完了です。
ShiftItが使えるようにするセキュリティとプライバシーの設定
最初にアプリを起動すると、まずセキュリティの警告が表示されます。「開けません」と表示されますが、昔からある信頼できるアプリですので問題はありません。
警告が表示されたままの状態で、システム環境設定を開きます。
セキュリティとプライバシーを開きます。
セキュリティを変更するために「鍵アイコン」をクリックします。
Touch IDで認証するか、パスワードを入力します。
鍵があいたままの状態で、先ほどの警告の「キャンセル」をクリックします。
すると「セキュリティとプライバシー」の画面で「ShiftIt」がブロックされたことがわかります。横にある「このまま開く」をクリックします。
「このまま開く」をクリックすると、再度警告が表示されます。「開く」をクリックします。
今度はプライバシーの設定をする必要があります。「許可が必要」という案内の「システム環境設定を開く」をクリックします。
警告ではありませんが案内が表示されるので「OK」をクリックします。
「許可が必要」という案内がまた表示されますがこれは無視して、システム環境設定の「アクセシビリティ」が選択された状態になっているので、「ShiftIt」にチェックを入れます。
「再確認」をクリックするとチェックが入っているかどうか「ShiftIt」が再確認します。
ちゃんと設定ができていると、「ログイン時に自動的にShiftItを開始しますか?」という選択になります。これはどちらでもかまいません。「はい」をクリックすればいつでも「ShiftIt」を使えるようになります。
これで初期設定は完了です。画面右上のインジケーターに「ShiftIt」のアイコンが表示されていれば「ShiftIt」はちゃんと動いています。
画面分割アプリ「ShiftIt」の使いかた
ウインドウがふたつ開いている状態、PagesとWebページが開いていて、このウインドウを上下に並べてみましょう。まずPagesのウインドウが前面にある状態で、ShiftItアイコンをクリックして「上寄せ」をクリックします。
すると画面上半分にPagesのウインドウを配置してくれます。
今度はSafariのウインドウをクリックして前面にもってきた状態でShiftItアイコンをクリックして「下寄せ」をクリックします。
画面の下半分にWebページを表示してくれます。
このように画面を上下に分割したようなイメージでウインドウを配置してくれます。「右上寄せ」など最大で画面を4分割したようなイメージで使うこともできます。
使い方はかんたんなアプリなのでぜひ使ってみてください。
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