Appleは「WWDC 2018」で発表した「iOS12」の開発者ベータ版をリリースしました。iOS12はiOS11に比べて40%速くなると発表されています。そしてサポートする一番古い端末はiPhone 5s。このiPhone 5sでiOS11とiOS12を比較したらどうなるのかご紹介します。
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iOS12は早くなり、古いiPhoneで快適に
「WWDC 2018」で発表されたiOS12の主な特徴は、アプリの起動が40%速くなること、キーボードの反応が50%速くなることです。そして対応する端末は2013年に発売されたiPhone 5sであり、5年も前のiPhoneで最新のiOSが動くことになります。
最近になって「iPhone SE2」の噂が絶えませんでした。しかしこの噂に対するAppleの対応は、「iOS12」を速くすることで、「iPhone SE2」の必要性をなくすこと。現在のiPhone SEで充分なiOSを作ることでした。
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iPhone 5sによる「iOS11.4」と「iOS12」の比較
まず「メッセージ」アプリの起動を比較しています。このキャプチャ画像でみられるように、iOS12の方が先に起動が完了し、まだiOS11.4は起動の途中です。
次にメッセージの画面に移動して、キーボードが表示される際も、iOS12の方が先にキーボードの準備を完了しています。
このiOS12は「開発者版ファーストベータ」であり、まだまだ多くのバグが残されていて、チューニングも完了していません。この状態で既にiPhone 5sにおいて、iOS11.4よりiOS12の方が高速なのは驚くべき改良です。
他にも様々なアプリを使って比較されている動画をこちらからご覧ください。
世界中でこの改良が話題になっています。他のiPhoneでも同様に速くなっているようです。
Both my 6s and iPad Air 2 are noticeably faster!
— Becky Hansmeyer (@bhansmeyer) June 5, 2018
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大きな機能追加はなかったものの、高速化に重点をおいたiOS12
iOS12の機能追加としてはARKit2.0やAnimojiの拡張など、はっきり言って華々しいものはありません。しかし、安定性と高速化に重点が置かれたアップデートはユーザーにとって歓迎できることでしょう。新しいiPhoneも重要ですが、それを動かすiOSも同等に重要なのです。
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