フリマアプリ「メルカリ」が現金を取り扱っていた問題について騒ぎが収まっていません。その裏でAmazonのマーケットプレイスで大規模な詐欺が流行しています。Amazonは対応に追われていますが、数が多すぎる様子。どんな詐欺なのか、どこに気をつけるのか、お伝えします。
スポンサーリンク
マーケットプレイスアカウントの乗っ取り
基本的には放置されているマーケットプレイスアカウントに、他から漏洩したパスワードで総攻撃をかけて乗っ取りをしているようです。そして、人気の商品をマーケットプレイスから圧倒的な安さで出品します。例えば、この商品です。
3,100円という正規料金に対して「710円」という安さ。もちろん必ずしもこれが詐欺であるとは言い切れませんが、最近になって、つまり詐欺が始まってから急に値下がりしています。
手口としては、「発送しました」という連絡がきます。それで待っていても届かない。もしくは、「在庫切れでキャンセルします」という連絡がきますが、待っていても返金されません。そこで、出品者に電話で連絡を取ると乗っ取られたアカウントですので、「そんな話は知らない」と初めて詐欺に気づきます。
Amazonにはマーケットプレイス保証がありますので、その保証で救われる場合が多いようです。しかし、保証切れまで待ってしまうと返金がされません。
スポンサーリンク
恐ろしいのはここから…
この大規模詐欺が恐ろしいのはここからです。購入時には出品者へ購入者の個人情報が渡されます。その個人情報を使ってマーケットプレイスへ出品されてしまうのです。すると、「詐欺だ!」という電話が鳴り止まないことに…
詐欺にかかる人間からすると、調べると確かに相手がいるわけです。実際に販売している人間と詐欺に引っかかった被害者との区別がつかない。これが世界的に流行しているようです。
スポンサーリンク
引っかからないためには
Amazonも手は売ってくると思われますが、現状としてはマーケットプレイスでは買い物をしない。Amazonの倉庫から送られてくるものだけに限って買い物をするしかなさそうです。もし自分がマーケットプレイスのアカウントを持っていたら今すぐ2段階認証の設定をする。
しかしまたも、パスワードの使い回しから発生したものです。もうパスワードによる保護だけでは充分でない時代になっています。2段階認証ができるものはしておく、自衛の策が必要です。
コメント
[…] パスワードの管理はどうしているでしょうか。McAfeeが世界の3,000人に対して、どのように管理しているのか調査をし、その結果を発表しています。パスワードの使い回しで乗っ取りが横行している現在、例えばAmazonでの詐欺騒動は未だに収まる気配がありません。どうしたらよいのでしょうか。 […]