盲目の少年が初めて家族の姿を見た時「僕には大きな鼻があるよ!」

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盲目の少年が初めて家族の姿を見た時「僕には大きな鼻があるよ!」

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カナダ・セルカークにベニーというひとりの少年がいました。先天性黒内症と呼ばれる非常に珍しい病気で、シルエット以外のものは見えません。しかし彼は「eSight Glass」というプロダクトで初めて家族の姿を見ることができました。

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eSight Glass

eSight Glass
eSight Glass」はハイスピードで高詳細なカメラを持ち、増強された映像をで両目に映すことができます。ユーザーは今までに見たことのないようなクリアで遅延のないフルカラーの目を持てるようになります。

様々な弱視に対応できるようeSight Glassのアルゴリズムはカスタマイズできるようになっています。また盲目の人でも使えるよう、バーチャルな白杖機能やテキスト読み上げの機能も備えていて、今までのレガシーな、物理的な方法でのサポートを全て置き換えるよう考えられたゴーグルです。

初めて見る家族の姿

しかし、「eSight Glass」は1万5,000ドル(約165万円)と非常に高価です。ベニー君の家族はこれを数ヶ月かけて募金を集め、eSight Glassを開発しているトロントの会社を訪れました。そしてベニー君に合わせたカスタマイズが行われます。

ベニー君の母親、ジェナさんはその時のことをこう語ります。

彼がメガネをかけたとき、第一声は「うわー」というものでした。それを聞いて「見る」ことができたのだとわかりました。

ベニー君は大きなカメラを顔につけていて、ちゃんと見えていることを自ら説明しました。
ジェナさんが涙ぐんでいると、ベニー君はこう声をかけます。

ぼくには大きな鼻があるよ!

それを聞いたジェナさんは笑います。開発チームのメンバーは「鼻はみんなあるわよ」と。その場の雰囲気は楽しいものに変わりました。これは米CBCのニュースにもなり、広く知られることになります。

障害者とテクノロジー

Mobagateではこれまでにもいくつか、障害者の問題を解決するテクノロジーを紹介してきました。AIなどを使ったテキスト翻訳や、誤差数センチの精度でナビゲーションをする研究パーキンソン病の手の震えを改善するデバイスなどです。

これからもこのような製品の開発は進んでいくでしょう。テクノロジーが障害者の生活を改善する。そんなバリアフリーは歓迎すべき未来ですし、テクノロジーの進化でもっと安価に実現されることを願います。

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奥村卓也

奥村卓也

通信事業者のネットワークエンジニアとサービスクリエーションに従事した後、フリーランスの道へ。趣味はVespa Vintage 100で旅に出ること。人生はMacとiPhoneとVespaで出来ている。
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