「MAMORIO」はよくある紛失防止タグで、Bluetoothを使い接続が切れた場所を記録、どこで落し物をしたのかわかる製品。しかし、関連するサービスが充実してきており、本当に使える「落し物発見タグ」になってきました。
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「MAMORIO」の基本機能
MAMORIOの仕組みはBluetooth4.0でiPhoneまたはAndroid端末と接続され、接続が切れた場合、「アラート機能」でその場所を通知します。また、MAMORIOをつけた他のユーザーが落し物の近くを通った場合、「みんなでさがす」機能でその場所が通知されます。
ここまでであれば、あまり期待できないのではないかと発売当初はみていたのですが、「MAMORIO Spot」という、タグをつけた忘れ物が届くと通知をしてくれる場所が増えてきています。例えば、駅の忘れ物センター。ここに「MAMORIO」をつけた忘れ物が届くと通知をしてくれます。
- 東急電鉄
- 相模鉄道グループ
- 東京メトロ
- 小田急電鉄
- 京王電鉄
- 西武鉄道
- 江ノ島電鉄
- 東部鉄道
- 京急電鉄
- 京成電鉄
- 東京都交通局
忘れ物の多い、鉄道各社に「MAMORIO Spot」が設置されており、そこから即時に通知を受けられるようになっています。また隅田川花火大会でも設置され、忘れ物の多いイベントでも使えるようになってきています。
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オンデマンド保険との組み合わせ
Warranteeはオンデマンド型保険の提供を発表しました。1日19円から家電に保険をかけることができます。この保険は「自然故障」「破損」「水濡れ」の保障に加え、「MAMORIO」と提携することにより「紛失・盗難」も保障の対象にするものです。
例えば、デジタル一眼カメラは1日39円ですが、旅行の際のみ保険に加入して、故障に備えるとともに「紛失・盗難」にも対応が可能になります。
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サービスに支えられて使えるIoT
Bluetoothを使った紛失防止タグは冒頭にも書いたようにあまり期待を持っていません。「IoT」という表現もされますが、Bluetooth接続が切れてしまえば、単体でインターネットには繋がらず、本当の意味では「IoT機器」ではありません。したがって、落とした場所を記録するだけになってしまいます。
その欠点をこの「MAMORIO」は付帯サービスでカバーすることにより、本当に使える紛失防止タグになってきたと感じます。「MAMORIO Spot」に届けばIoT機器として機能するからです。今は首都圏だけですが、全国で使えるようなサービスに育って欲しいガジェットでしょう。
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