格安スマホでよく聞く「Snapdragon」とは?

Technology

格安スマホでよく聞く「Snapdragon」とは?

投稿日: コメント (0)


格安スマホでスペックを見ると、「Snapdragon 430」などの表記があります。CPUなのでしょうか。実はCPUではなく、グラフィック表示や通信機能など複数の機能を統合した「SoC(System-on-a-Chip)」になります。どんなものなのか、解説いたします。

スポンサーリンク

Snapdragonとは?

Snapdragonイメージ画像
Snapdragon」は米クアルコム社のモバイル用SoC(System-on-a-Chip)です。主な機能は、以下の通りです。

・スマートフォンを動かす中央処理装置「CPU(Central-Processing-Unit)」
・LTE通信やWi-fiを使うための送受信装置「モデム」
・画面にグラフィックを表示する「GPU(Graphics-Processing-Unit)」
・位置情報を受信する「GPS(Global-Positioning-System)」
・その他、センサー類、マルチメディア機能、セキュリティ機能など

つまり、スマートフォンに必要な機能を一つのチップにまとめています。他にもチップメーカーはありますが、これだけの機能が一つにまとまっているため、Androidスマホにほとんど採用されています。Appleは例外で、独自のSoCを採用しています。

低価格からハイスペックまで

Snapdragonは低価格な「400シリーズ」、中価格帯の「600シリーズ」、高価格な「800シリーズ」があります。もちろん、価格が上がるにつれて処理能力も上がっていきます。主に、何Ghzで動作するのかが異なります。この「Ghz」は1秒間に何回計算ができるか、という数値。多い方が3Dアプリなどもサクサク動くことになります。

ハイスペックな800シリーズ

現在、800シリーズは「Snapdragon 835」です。「オクタコア」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。CPUの演算ユニット(コア)が8個あるという意味です。しかし、全部一度に使うかと言うとそうではありません。4コア+4コアで構成されています。CPUが2つあります。

CPU1:2.45Ghz x 4コア
CPU2:1.90Ghz x 4コア

負荷が高い場合にはCPU1を使います。負荷が低い時にはCPU2に切り替えてバッテリー消費を抑えます。4コアあるということは、4つの計算が並列でできます。かけ算を4回やる代わりに4つのかけ算を1回で行うようなイメージです。

総合して例えると、4つのかけ算を同時で1秒間に2億4500万回できます。800シリーズは主に6万円以上のハイエンドスマートフォンに採用されています。

低価格な400シリーズ

現在、400シリーズの最新は「Snapdragon 450」です。これはいわゆる「格安スマホ」に採用されているシリーズで、非常に低価格です。1〜2万円くらいのスマホに採用されています。その代わりスペックは抑え気味です。先ほどのCPUの数値をみてみるとこうなります。

CPU1:1.8Ghz x 4コア
CPU2:1.8Ghz x 4コア

「450」は「835」より1世代進んでいますので、あまり差がないように見えますが、これが現状です。両方のCPUが1.8Ghzですが、CPU2は最大の計算能力を出さないようになっていると思われます。

性能の差はCPUだけではないが

800シリーズと400シリーズの性能はCPUの速さの違いだけではありません。グラフィックの能力やワイヤレス充電の速さなど、全体的に800シリーズの方が上回っています。しかし、スマホを検討する際、そこまで検討材料にする必要なないでしょう。CPUのGhz(クロックと呼びます)が早ければ全体的に性能が上がっているくらいの認識で検討すればよいと思われます。

The following two tabs change content below.
奥村卓也

奥村卓也

通信事業者のネットワークエンジニアとサービスクリエーションに従事した後、フリーランスの道へ。趣味はVespa Vintage 100で旅に出ること。人生はMacとiPhoneとVespaで出来ている。

-Technology
-, ,

スポンサーリンク


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


最新ニュースをLINEでお届け!

友だち追加

関連記事

ARメガネの仕組み

Microsoftが「ダサくない」ARメガネを発表。乱視の矯正もしてくれる!

Microsoftが現在のAR研究がどれくらい進んでいるのか、プロトタイプを作って発表しました。HoloLensは現在主流となっているゴーグル型ですが、このプロトタイプは「メガネ」の形をしています。か …

対応する機能

通話できる指輪「ORII」登場!骨伝導でクリアな通話を実現。

果たして、スマートウォッチで通話をするのはスマートなのか?そういう意味ではこの「ORII」はスマートだと言えるでしょう。指輪型のデバイスで通話を実現します。人差し指にはめると、音声の振動が指に伝わり、 …

サムソンのスマートフォン

背面をガラスにしてでも、ワイヤレス充電は必要?

アメリカのニュースサイトで興味深いアンケートをとっていました。直訳すると「ワイヤレス充電がなくなったとしても、背面ガラスを取り除きたいですか?」。つまり、ワイヤレス充電なしにしてでも、背面のガラスはや …

Google Home

2018年はスマートスピーカーの「決定的な」年になる!?

販売チャネルのリサーチ会社Canalysは、2018年はスマートスピーカーにとっての「Definging Year」決定的な年になるとレポートしました。その出荷台数は5,630万台と記録的な数字になっ …

7インチPC「GPD Pocket」がクラウドファンディングで先行発売。UMPCの夢ふたたび…

昔、LibrettoというPCがありましてのう…と思い出話をすることがあるかもしれません。ウルトラマイクロPCへの憧れを持つユーザーは多いようです、INDIEGOGOで大成功をおさめたプロジェクト「G …