ストレージとは日本語でいう「記憶装置」のことです。パソコンなどのハードディスクドライブなどもストレージです。「iCloudストレージ」となると、iCloudにインターネット経由で記憶させておくストレージ(記憶装置)ということになります。
iCloudにはいろいろなデータが保存できるようになっています。
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Contents
様々なものを保存できるiCloudストレージ
「設定」アプリを開いて、一番上のアカウントをタップして「iCloud」をタップすると、iCloudストレージが今どれくらい何に使われているのか、概要がわかります。
これは筆者のiClooudストレージですが、50GBあるうちの14GB以上を使っています。月額130円で50GBの容量にアップグレードして快適に使えています。主に写真と、iPhoneのバックアップ、記事の原稿が保存されています。
その下にあるものがiCloudに保存しているデータです。メール、連絡先、カレンダーやリマインダーも保存しています。
この中身については、 https://www.icloud.com にアクセスすることでも確認できます。「iCloudのメールや写真などのデータを確認する方法」という記事がありますので、中身をみたいということであれば参照してみてください。
iCloudストレージに書類を保存する
上の例で、メモをiCloudに保存してあります。iPhoneの「メモ」アプリで保存したことが自動的にiCloudに保存されます。これは https://www.icloud.com からアクセスできますので、外出先で保存したメモをパソコンでみるなどの利用ができます。
またiPhoneユーザーならiOS用のワープロソフト「Pages」を利用することができます。それをiCloudに保存しておけば、外出先で書類の確認ができます。これもパソコンから https://www.icloud.com へアクセスすると編集も行えるので、MacユーザーでなくともWordの代わりに使うことができます。
もしiPhoneの初期化が必要になった場合には、iPhoneのバックアップデータもiCloudに保存されています。iPhoneで撮った写真のバックアップもiCloudに保存されています。様々なパスワードもiCloudに保存されているので、iCloudなしのiPhoneはもう考えられません。
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iCloudのデータを操作する
iCloudにデータをバックアップしたり、削除したりといった方法を下記のように記事としてまとめてあります。参考までにご覧ください。
iCloudのメール・連絡先・メモ・画像写真のバックアップ方法
iCloudのアプリや写真などのバックアップデータを削除する
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iCloudの便利な使い方
iCloudを活用することで便利が使い方ができます。
パソコンからiPhoneを動画をコピーするために、わざわざiPhoneをパソコンに接続して…と、面倒ですが、iCloudを経由してコピーすればかんたんに動画をiPhoneで観られるようになります。
この方法をYouTubeで紹介したところ、とても好評だったのでぜひ使ってみてください。
iCloudのストレージ容量が不足しているときの対策
現在のiCloudは様々なデータを保存する設定になっています。iCloudの設定を変更せずに使っていると、無料の5GBという容量はすぐに使い切ってしまうでしょう。
この対策は動画でも解説しています。
今、自分がiCloudの容量をどのくらい使っているのか確認することができます。そのために「設定」を開いて、自分のアカウントを押します。
「iCloud」を押します。
するとiCloudをどのデータがどれくらい使っているのかグラフで表示されます。この例は検証用のiPhoneなのでほとんど使っていませんが、おそらく「写真」と「バックアップ」が大きな容量を占めていると思います。
iCloudの容量が足りなくなったとしたら、対策として考えられるのは以下の3つです。
- バックアップを削除する
- 写真を削除する
- iCloudの追加容量を購入する
順番に解説していきます。
iCloudのバックアップを削除してストレージ容量を確保する
バックアップが大きな容量を占めているなら、削除することで空きができます。iPhoneのバックアップはパソコンでも取れるので、パソコンを持っていれば、iCloudのバックアップをやめて、パソコンでバックアップしましょう。
iCloudの画面で「ストレージを管理」を押します。
「バックアップ」を押します。
自分のiPhoneのバックアップを押します。
バックアップの情報の一番下に「バックアップを削除」があるので押します。
iCloudでバックアップするのをやめて削除するか聞かれるので「オフにして削除」を押します。
削除が完了すると「バックアップがありません」という状態になります。「iCloudストレージ」を押します。
このiPhoneが容量を使ってないのでわかりにくいですが、グラフからバックアップが消えています。
iCloud写真をオフにしてストレージ容量を確保する
無料のiCloud容量が5GBなのに対して、iPhoneのストレージ容量は128GB、256GBと年々増えています。
何も設定していないと「iCloud写真」という機能を使っていると思いますが、これはオリジナルの大きな写真をiCloudに、小さく最適化された写真がiPhoneに保存されるようになっているので、逆の使い方に設定します。
つまりiCloud写真をオフにしてオリジナルの大きな写真をiPhoneに保存するようにすれば、iCloudのストレージ容量を確保できます。
iCloudのメニューで「写真」を押します。
「オリジナルをダウンロード」にチェックを入れます。
「iCloud写真」のスイッチをオフにすると、「フル解像度の写真とビデオをダウンロードできませんでした」と表示されるので、ここは「キャンセル」を押しましょう。
オリジナルの大きな写真がすべてダウンロードされると「iCloud写真」のスイッチをオフにしても警告が出なくなり、「オフにします」という表示になります。再度「ダウンロードできませんでした」と表示されるようならキャンセルしてオフにできるまで待ってください。
あまり使われていない機能だと思われますが「共有アルバム」のスイッチもオフにしましょう。共有アルバム機能を使っていなければ「OK」を押しても問題ありません。
これで写真のデータもiCloudから削除されました。残っているのは「メール」と「書類」だけです。ただし写真のバックアップがなくなるので、パソコンでバックアップを取るようにしてください。
iCloudストレージの追加容量を購入する
ここまで解説したように「バックアップをiCloudから消す」か「写真をiCloudから消す」か、どちらかをやればiCloudのストレージ容量が足りない状態はなくなるでしょう。
ただしバックアップはパソコンで取っておく必要があります。もしパソコンを持っていないなら、バックアップなしでiPhoneを使うことになるのでちょっと心配ですね。
パソコンを持っていない、もしくはもっと便利にiCloudを使いたいのであれば、iCloudの容量を追加で購入することをおすすめします。
iCloudのストレージ容量を追加するには、iCloudの「ストレージを管理」を押します。
「ストレージプランを変更」を押します。
この月額130円の50GBプランにすれば、容量が足りなくなることはまずなくなります。
筆者は50GBプランをiPhoneとMacBook2台で使っていて、記事の原稿をすべてiCloudに保存していますが、14GB程度なので50GBあればかなり余裕があると思います。
この記事でiCloudを使った動画の転送を紹介しましたが「iCloudの容量が足りなくて動画が転送できない」という質問が多くあります。追加容量があれば、動画をiCloudに保存できるのでこのような問題は起こりません。
月々たった130円で快適なiPhone生活が手に入るのでぜひ検討してみてください。
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