Macのファイルを探してコピーしたり、一番使うアプリと言ってもいいくらいの「Finder」。カスタマイズをすることによって見やすくなり、目的のフォルダやファイルにアクセスしやすくなります。近年どんどん使いやすくなっているFinderのカスタマイズを解説します。
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Contents
Finderの表示方法をカスタマイズする方法
Finderのフォルダやファイルを表示する方法には以下の4種類があります。
- アイコン表示
- リスト表示
- カラム表示
- ギャラリー表示
それぞれのフォルダに入っているファイルの使い方によって表示を変更することで、より見やすく探しやすくなります。表示の切り替えは「表示ボタン」をクリックして、それぞれの表示に切り替えます。
この記事の内容を全体的に動画で解説しているのであわせて参考にしてください。
アプリなどが視覚的にわかるアイコン表示
アイコン表示は、各アプリなどのアイコンがそのまま表示されるので、アプリケーションフォルダの表示などに適しています。
メニューバーの「表示>表示オプションを表示」をクリックします。
このウィンドウでさらに細かく設定ができます。
・フォルダを開いたときに常にアイコン表示で開きたい場合は「常にアイコン表示で開く」にチェックを入れます。
・アプリケーションフォルダのアプリの中に入っているユーティリティフォルダもアイコン表示で開きたい場合は「アイコン表示でブラウズ」にチェックを入れます。
例えばこのように「種類別」に項目を分けて「名前」順に表示順序を設定すれはこのように表示されます。
大量のファイルを表示しやすいリスト表示
リスト表示は多くのファイルを一覧できるため、書類フォルダやダウンロードフォルダの表示に適しています。
メニューバーの「表示>表示オプションを表示」をクリックします。
このウィンドウでさらに細かく設定ができます。
・フォルダを開いたときにリスト表示で開きたい場合は「常にリスト表示で開く」にチェックを入れます。
例えばこのように「種類別」に「追加日」で並べるとこのようになります。この追加日は相対的な「昨日一昨日」にも「日時」にも設定できます。
ディレクトリの階層がわかるカラム表示
カラム表示はディレクトリの階層がわかるようになるのでライブラリフォルダや書類フォルダなどに便利です。
メニューバーの「表示>表示オプションを表示」をクリックします。
このウィンドウでさらに細かく設定ができます。
・フォルダを開いたときにカラム表示で開きたい場合は「常にカラム表示で開く」にチェックを入れます。
例えば「種類」ごとにわけて「名前」順に並べるとこのようなカラム表示になります。
CoverFlowから進化したギャラリー表示
ギャラリー表示は新しくできた表示のやり方で、主に動画や画像のフォルダに使います。見てすぐにわかるようにプレビューの画面が大きく表示されます。
ギャラリー表示の大きな特徴は、Finderのプレビューを編集できること。「半時計回りに回転」をクリックすると画像が回転します。
もう一度やってみると「半時計回りに回転」していることがよくわかると思います。
動画の場合は「トリミング」ができます。これは動画の長さを編集する機能です。
このように動画の開始時間と終了時間を調整できます。
メニューバーの「表示>表示オプションを表示」をクリックします。
このウィンドウでさらに細かく設定ができます。
例えば「名前」の順番にして全部の情報を表示するとこのようになります。
これらの機能は以前から「プレビュー」アプリにあったものですが、Finderとプレビューが統合されたような表示が「ギャラリー」表示となりました。
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FInderの項目表示のカスタマイズ
フォルダのだいたいの表示方法が決まったら、項目をどのように表示するか細かくカスタマイズしていきます。
作成日や種類などでファイルを並べ替える
ファイルの並び順を変えるだけなら、表示オプションを開く必要はありません。フォルダのなにもないところでで二本指クリック(右クリック)するとメニューに「表示順序」があるのでクリックします。
表示順序の中から「名前」をクリックします。
すると名前順に並び、次に開いたときにも名前順で表示されるようになります。
開くアプリなどでファイルを並び替える
Finderの「並び替えボタン」をクリックするともう少しいろいろな並び順を設定できます。「並び替えボタン」をクリックして「アプリケーション」を選択します。
すると、アプリケーションごとに開かれるファイルが分類されます。
フォルダを常に先頭に表示する
メニューバーの「Finder>環境設定」をクリックします。
「詳細」タブに移動するとフォルダを常に先頭に表示する場所の設定があるので「名前で表示しているウィンドウ」にチェックを入れます。
これで例えば新しくフォルダを作っても常に先頭に表示されます。
かんたんに整列させる
アイコン表示にしている際、アイコンがばらばらになってしまうことがあります。この場合はなにもない場所を二本指クリック(右クリック)します。
するとメニューが開くので「整頓」をクリックします。
これでかんたんにアイコンが整列されて並びます。
長いファイル名を完全に表示する
ファイルを更新してまた更新して…という感じでどんどんファイル名が長くなってしまうことがあります。そうなるとリスト表示で見たとしてもファイル名が途中省略されてしまいます。
この場合は見出しの区切りを横にドラッグすることで表示幅を増やせます。
Excelに似たような操作なのでわかりやすいですね。
日付の部分が足りなくなったらウィンドウを横に広げれば全て表示されます。
最初に開くフォルダを設定する
Macの最初の設定では、Finderを開くと「最近の項目」が表示されるようになっています。しかし個人的に最近の項目は作業が終わったファイルなのでほとんど使いません。
Finderを開いたときにまずどのフォルダを開くか設定できます。「Finder>環境設定」をクリックします。
「新規Finderウィンドウで次を表示」という項目があります。わたしは資料の保管場所としてダウンロードフォルダを使うことが多いのでこれにしています。
みなさんもよく使うフォルダを最初に開くようにしておくと効率が上がりますよ。ぜひ試してみてください。
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